KIMASHI TOWER＃８「健全中学生ですわーーッ！」

堀田「木ィィィィ増ィィィィィィ！！今日も勤務かァ！？」

木増「あたりまえですわ！仕事ですもの！」

堀田「おうおう中学生のくせに言うじゃないの。そのうち年齢で労働法に引っかかるぞ？」

木増「かくいう貴方もその中学生にちょっかい出してる時点で児ポ法スレスレですわよ」

堀田「俺の方が重罪じゃないか…」

ノンケちゃん「何言ってるの百合ちゃん。私にぶっちぎりの強姦罪かましてるでしょ？そんな人が法律を口にするもんじゃないと思うんだけど」

木増「目が怖いですわよノンケちゃん…」

堀田「しかし、よくもまあ学校も行かずにこんなことやってられるな…」

ノンケちゃん「え？百合ちゃん学っ…えっ？」

木増「それはもちろん、将来的に目標があるからですのよ」

堀田「へぇ、どんな目標だ？」

木増「いつか大都会に行って、木増建築の名を全世界に広げるんですの！」

ノンケちゃん「百合ちゃんは家族思いだねぇ…大都会かぁ…」

堀田「あーあァァァァァァァァァ果てしないィィィィィィィィィ！！！」

木増「！？！！？」

ノンケちゃん「夢を追い続けぇー♪って？懐かしいなぁ…」

堀田「ノンケお前歳いくつだ」

ノンケちゃん「あーいや、懐メロって意味だよ！？」

木増「ちょ、ちょっと！一体何の話ですの！？なんで叫んだんですの！？」

堀田「おっと、珍しく中学生らしい反応だな」

ノンケちゃん「そっかぁ、普通このくらいの歳の人はクリスタル・キング知らないかー」

堀田「だからノンケお前歳いくつなんだ」

木増「あぁ！？ンなの知りませんわよ！その…クリ○リス・キン○マ？」

ノンケちゃん「百合ちゃん」

木増「とにかくそのクリキンとやらは誰なんですの？」

堀田「話せば長くなるが」

木増「なら話さなくてよろしくてよ！」

堀田「そ、そうか…」

ノンケちゃん「堀田さんがすっごい話したそう…」

木増「どっちにせよビエールの長話なんかに付き合うつもりはありませんわ！」

堀田「そういうことは躊躇なく言うんじゃねぇよ！」

ノンケちゃん「というか百合ちゃんってサブカル知識は一応中学生の視野なんだね…」

堀田「じゃあなんだ、お前好きなアニメってなんだ？」

木増「え？それはまあ進撃の巨人…」

堀田「進撃ィ？んなミーハーな！」

木増「ミーハー？」

堀田「ミーハーってのはミーちゃんハーちゃんの略ｄ

ノンケちゃん「私はやっぱパタリロとかかなぁ…時代とか関係なく」

堀田「…」

木増「パタリロ？聞いたことすらありませんわ…」

ノンケちゃん「うーんまぁパタリロは元々メジャーじゃないししょうがないかぁ」

堀田「じゃあなんでお前は知ってるんだ！」

ノンケちゃん「堀田さん、そんなことより問題は百合ちゃんがアニメと聞かれて…」ﾋｿﾋｿ

堀田「ああ、『進撃の巨人』と答えたところだな…」ﾋｿﾋｿ

ノンケちゃん「チョイスが百合ちゃんらしくない、よね」

堀田「ああ、俺はてっきり『ゆるゆり』とでも言うかと思ったんだが…」

木増「ゆるゆり？アニメ化なんてしてましたの？」

ノンケちゃん「…ねえ百合ちゃん、いつも何時に寝てる？」

木増「え？12時ぴったりですけど…」

堀田「そりゃ知らないわな。進撃ほど昼の番組で取り上げられてないし」

ノンケちゃん「アニメ化してたの知らなかったの…？」

木増「コミック百合姫は読んでるんですけど…そういう宣伝は読み飛ばしてたものですから…」

ノンケちゃん「まあ、深夜アニメを詳しく知らないってくらいは健全に暮らしてるんだね」

木増「えっ？そうかしら！？そうですわね！！まあ私健全と言えば健全ですわね！！」

木増「朝昼夕の食事は欠かさず摂ってますし、早寝早起きもしっかりしてますもの！どれもこれもノンケちゃんとの将来のための健康ですわ！いつかきたるノンケちゃんとのうへへへほぉーい！！ほほふー！！！」

ノンケちゃん「ごめん前言撤回するね、ぜんぜん健全じゃないや」

堀田「将来の目標変わってるぞ…」

つづく！